Besitos

愛または笑いを込めて

【Week 23】フィジーの飲みニケーション『カヴァ(Kava)』と『セブセブ(Sevusevu)』

こんにちは、MATSUKOです。

 

先週末、スバから車で30分ほど離れた場所にある「Navuso」という村で

野菜栽培を指導する隊員の住む農場へ遊びに行きました。

 

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東京ドーム15個分という広大な敷地内には農業学校、寮、養魚池、養豚場、養鶏場などさまざまな機能が。

 

この村へ初めて訪れたMATSUKOは、セブセブという儀式で迎えていただきました。

 

セブセブ(Sevusevu)とは?

村への訪問客を歓迎する儀式。訪問客は村へ初めて訪れるとき、カヴァ(Kava)の粉を持参する。村民が歓迎の意を唱え、カバの飲み会が始まる。

訪問客はカヴァを持参すれば、何か粗相があっても大目に見てもらえる…ということになっているそう。

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▲Tanoaという木でできた丸い器に粉を入れて水と混ぜる。オレンジ色の布の中に粉末のカヴァが入っている。水の量で濃い薄いを調節できるが、とにかく泥にしか見えない。

 

カヴァ(Kava)とは?

コショウ科の木の根を粉末にして水に混ぜて作る飲み物。

フィジー語でヤンゴナ(Yaqona)、スラング的にグロッグともいう。

フィジー人は酒のようにカヴァを常用しているがアルコールではなく、鎮静作用があると言われている。

ココナッツの殻らしきカップでカヴァすくって飲むのですが、器を差し出されたら

2拍手して「ヴィナカ(Vinaka=ありがとう)」と言って飲むべし。

礼儀作法があるところは、日本的な杯を思い出しますね。

 

フィジー人は本当にカヴァが好きなようで(おもに男性)、平日でも18時から深夜まで飲んでいたりします。

休みの日だと半日ずっと飲んでいたりするようですよ。 

 

村に訪問するときは、女性はスルチャンバという正装、男性もスルという正装をしていきます。

 

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村では固~いココナッツを割ったり剥いたり削ったり、どの子も本当にたくましい。

 

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お土産に生みたて卵を一個持ち帰り、卵かけご飯にしました。贅沢。

 

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ところで当日は家の息子さんの「初ヒゲ剃りの儀式」がありました。

成人を祝う儀式のようで、通常が21歳でおこなわれるそうなのですが、彼は19歳でした。理由はよくわかりません。

でも彼のおかげで、食卓には豚、鶏肉、じゃがいも…などなどご馳走が並びました。

フィジーで豚肉はとっても貴重。

 

それでは失礼します~