Besitos

愛または笑いを込めて

自分とケンカした日に読むブログ

こんにちは、MATSUKOです。

 

10月は雨期、大雨のコスタリカにいます。皆様お元気ですか。

 

私はというと、この2カ月、授業や人間関係でちょっとお疲れ気味でした。

アメリカ人の英語超速くてわからんし・・

国際司法とか日本語でも難しいし・・・

なんなら町が超小さくて落ち込んだ顔もしてられないし・・・とか。

 

そして今までブログを書く時には

「何か役に立つ情報を入れなきゃ」

「いい写真をつけなきゃ」

「キーワードを盛り込んで…」

などと考えてきました。

 

ですが、そんな自分が嫌になってきました(笑)。

別に大物政治家でも企業社長でも広報でもないんだし、好きに書けばいいじゃん、って。

自分のために。

 

つまんないなーと思って成されたアウトプットは退屈でしかない。

ということで。

 

さて。

 

タイトルを

「自分とケンカした日に読むブログ」

としたのは、子供の頃「〇〇の日に読む本」というシリーズが大好きだったからです。

(ここまで小話/長くてスミマセン)

 

さてさて。

 

今通っている平和大学には50か国以上から来た100人以上の学生がいます。

それが

「なんて素敵!」

と思う日もあれば、

エネルギー不足の時には、

「なんて面倒なんだ・・・」

と思っちゃう日もあります(笑)

 

でも、毎朝大声で

「မဂႆလာပၝ 」

と挨拶してくるアフガニスタン人の男の子・ナジブがいまして。

 

はい、မဂႆလာပၝ 。

 

あっ。

 

「မဂႆလာပၝ 」

 

って何だ?って感じですよね?

 

もしかして、アフガニスタン出身の学生だからアラブ系の言葉だと思いました?

 

いえいえ。

 

「မဂႆလာပၝ (ミンダーヴァ)」

 

は、ミャンマー語で「こんにちは」の意味。

ナジブは毎日「ミンダーヴァ」と大声で挨拶するのですが、

大体のクラスメートはほぼ無視(笑)。

はじめは皆「ミンダーヴァ」と返していたのですが、

なれ合いってこわいですよね。

 

それでも「ミンダーヴァ」をやめないナジブに、私は

「なんて心が強いんだ!!」と感動するようになりました。

 

さらにナジブは

「空が晴れてきたね。俺は太陽が大好きなんだ」

と突然話し出すほどポジティブ人間。尊敬です。

 

「ナジブさ、あんたミャンマー人じゃないのに何でミンダーヴァなの?」

 

とついにMATSUKOは、帰り道にインタビューしてみました。

 

「ん・・ミャンマー人のクラスメートが3人いるでしょ?」

「え? あぁ、まあ正確には4人だけどね」

「あ、そっか。まぁいいけど、その人たちの名前、覚えられないから」

「!!?????」

 

そう。ナジブが「မဂႆလာပၝ (ミンダーヴァ)」を繰り返していた理由は、

ほかでもない、ミャンマー人の名前が覚えられないからだったのです。

ミャンマーという国をリスペクトしてたとか、そういうんじゃないんかい。

衝撃・・・

 

といっても、きっと彼のことだから冗談半分だというのは良いとして。

 

何が言いたかったかと言いますと。

「人のことは気にしなくていい」し、さらには

「自分で何かをするのに、他人が納得する理由なんていらない」ってことです。

 

国際政治バリバリの授業についていけず、

「授業難しい。疲れた」

とナジブに言うと

「なんでだ。教室に座っていればいいんだよ」

と返ってきます。

 

さらには

「君が繰り返さなきゃいけないのは・・」

ともったい付けられ、ダメ出しされるかな、やだな、と思ったら

 

「ただ一つ、ミンダーヴァ、だけだよ」

 

と何ともなしに言うのです。

 

はぁー、こりゃすごい。ちょっと涙出そうになった私は疲れてるんだろうな(笑)

 

ってことでみなさん。

 

ミンダーヴァ(မဂႆလာပၝ )!