観光大国コスタリカ・新型コロナの最新状況(3月末)
こんにちは、MATSUKOです。
今回は私の留学先であるコスタリカにおける新型コロナの感染状況と政策、実際の住民の反応についてご紹介します。
コスタリカ大統領府は3月16日、新型コロナウイルス対策に関して国家非常事態宣言を発令しました。
- コスタリカでは2020年3月6日に初感染者を確認、現在(3月31日時点)感染者者数347名、うち2名(どちらもお年寄)死亡、6名が回復したと報告されています。
- 3月19日には観光客に対して国境を封鎖(現時点では4月12日までの予定)。
- 3月17日~4月4日の間、全教育機関が閉鎖されています。
日本では法律に基づいた緊急事態宣言が出ると、都道府県知事が強制力が強い要請を出すことができるようになるそうです。気になった方はこちらの記事をどうぞ。
MATSUKOの通う国連平和大学では3月9日から今学期の終わる6月まで、全コースがオンライン移行。
留学生が多い環境なので、学生たちは自国に帰る選択ができました。
結果、アメリカとヨーロッパの学生の多くは航空会社が運休する前にと、先週末までに帰国していきました。
家族が心配したり、という理由で帰っていった学生が多かったようです。
一方でアジアの学生たちは、飛行機で経由することになるヨーロッパからの入国が厳しい状況もあり、MATSUKO含めコスタリカに残留しています。
また、大学自体も現在は月~木までの開校、何か必要があって学校に来る必要のある学生は、学事に事前連絡をすれば登校して良いことになっています。
結果として今年度の卒業式はなくなり、学生同士もバイバイを直接言えないまま別れることに…
寂しいですが、SNSで「世界のどこかでまた会おう!」というポジティブなやり取りをしたり、ビデオチャットでコミュニケーションをしたりしています。
デジタル時代に感謝ですね。
さて、深刻なのが経済への影響。
身の回りの話では、近所に住む洞窟ツアー観光ガイドのお兄さんが、洞窟を3カ月閉めるということで職を失っています。
MATSUKOのお世話になっている空港勤務のホストファザーも、数か月の休職期間(給与支払いなし)に入り、先が読めない状況になっています。
また、外食産業従事者の40%に当たる約10万人が新型コロナの影響で解雇されたとのこと。
もちろん観光業の影響もはかりしれないと思われます。
MATSUKOの滞在するホームステイ先は7歳の小学生男子と両親、ペットの犬が住んでいますが
普段は仕事や学校で、バラバラのスケジュールを送っていました。
でも今では、新型コロナの影響で毎日家で一緒に過ごしています。
異国に留学中、地元の家族がいるのはとっても心強く、癒されます。
さてご飯を食べていた時のエピソードです。
パパ「数か月の休職の予定だったけど、航空会社で働いているからどうなるかわからないね…クビになるかもねぇ」
ママ「息子と私の分を養う貯金はあるわよ」
パパ「えっ、僕の分は?」
ママ「あなたの分もあるけど、ビールは飲めなくなるかも」
パパ「そしたらMATSUKOに買ってもらうか(笑)」
……平和でほっとするなぁ。
職を失うかもしれない状況においても、なんだかたくましいなと思います。
最近は毎朝、SNSで流れる新型コロナ関連のジョークを見て笑い合っています。
今日はこのあたりで、失礼します~
Sources:
https://ticotimes.net/2020/03/30/more-than-100000-layoffs-as-40-of-costa-ricas-restaurants-close