【レポ】コスタリカで住み込み農園ボランティア体験
こんにちは、MATSUKOです。
6月に無事コスタリカ国連平和大学を卒業後、次の授業まで休暇ができたので
友人に連れられ、果物農園で10日間ほど住み込みボランティアをしてきました。
そもそもの経緯は、親友(ベトナム出身)がジャックフルーツ、ドリアンなどのトロピカルフルーツを求めて訪れた訪れた果物農園で、農家さんに
「ここでボランティアさせてくれませんか?」
と申し出たことがきっかけ。
農家さんが後日談として「そんなことを言ってきたのは君が初めて」と、彼女の行動力に感心していました。
とはいえ、見ず知らずのアジア人学生を住み込みで受け入れる農家さんも非常に懐が広いなと思わざるをえません。
お世話になったのは、首都サンホセから30キロメートル程度に位置するサンマテオ(San Mateo)にあるZill Plantaという農園。
広々とした土地に、アボカド、マンゴーなどの木々が生い茂っています。
農園ではおもに
・果物収穫の手伝い
(写真左のように、先端にフックのついた長い棒を使って果物を収穫する。大事な部分が写真では切れてしまっていますが、魚の一本釣りのようなイメージ)
・土をビニールバッグに詰め種を植える作業
・接木
・雑草取り
などをおこないました。
ちなみにZill Plantaは果物でなく、おもに苗木を販売しています。
それにしても、この農園にある果物は日本でお目にかからないものばかりで、新しい出会いがたくさん。
- 【Aguacate】アボカド。この農園には5種類以上のアボカドがあり、色や形だけでなく果物が含む水分、甘さが異なり、それぞれ独自の味わいをもつ。
- 【Sapote】日本語でサポテと訳されるらしい。日本のグレープフルーツより二回りほど大きい。味は柿に似ているが、果肉は水分が少なくざらざらとしている。
- 【Jackfruit】日本語でパラミツというらしい(MATSUKOは聞いたことがない)。とにかく大きく独特の香りがする。
- 【Longan】日本語でリュウガンというらしい(MATSUKOは聞いたことがない)。ライチがもっと甘くなった感じで美味しい。ベトナム、タイ出身の同級生は、このリュウガンが大好きらしく、食べられるサイズのものをとにかく取って食べていました。
- 【Santol】Cotton fruitともいわれる。たしかに果肉がコットンっぽいような。甘さのなかにかすかに酸味あり、あまりクセがなく食べやすい。
- 【Durian】「果物の王様」ともいわれるドリアン。ベトナム、タイ出身の同級生はドリアンがとっても特別らしく、木を見て叫びだし、「ドリアンと一緒に写真を撮って!」とはしゃぎまくっていた。MATSUKOはこれまで強烈な匂いのため食べることを断念してきましたが、次に出会ったときには挑戦してみたい。今回は収穫できず。
- 【Guanabana】サワーソップとも呼ばれる。(写真中央のイガイガした果物)酸味の強い香りがするが、食べると甘い。フィジーでサワーソップに出会った2年前は匂いが強すぎて食べられなかったが、今回のコスタリカ滞在でサワーソップを食べる機会が多くあり、慣れた結果、好物になった。
- 【Chilli】唐辛子。辛いもの大好きな東南アジア女子のハートをつかむ、唐辛子の木。どうやら中南米が原産地らしい。
◆ボランティアの振り返り
大学院で環境を勉強するなかで、漠然と農業への憧れが強まっていたMATSUKO。
ですが現場経験を通じて、想像以上に力仕事なしでは成り立たないこと、そもそも植物や土について自分が無知であることを実感。
一方で友人は、どこからともなく草を拾ってきて料理してみたり、葉っぱをきれいに包み紙のように使ってみたりと、クリエイティビティを爆発させていました。
人それぞれ向き不向きがあるし、経験が違うので、自分に合ったことを自分の方法でやるしかないんだな、ということを改めて学びました。
得たものとしては、大方の農家さんたちが英語を話せなかったのでスペイン語を話さざるをえず、語学への関心と興味が再び燃え上がりました。
卒業まであと半年、ステイホームでできることを頑張っていきたいと思います。
それでは失礼します~