Besitos

愛または笑いを込めて

【Week 3】配属先で初日に聞かれたことは?

こんにちは、MATSUKOです。

 

JICAオリエンテーション(日本語)を経て、3週目にようやく配属先へ入りました。

配属先はナショナルトラストフィジーという、フィジーの自然・遺産保護を目的とした非営利団体です。

 

日本では金融営業(1年)→書籍編集者(3年)をしていたMATSUKOですが

このたび「観光」という職種で派遣されています。

フィジーでは英語・フィジー語・ヒンドゥー語が公用語となっていますが

今回は使用言語が「英語」に指定されています。

 

初日はJICAボランティア調整員(日本人)に同行していただき事務所へ向かいました。

 

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▲スバ市内にある、自宅(政府官舎)から2kmほど離れたオフィス

 

先方より指定された8:30に事務所へ到着し、5分ほどでディレクターが登場。

ディレクターはイギリス発音(たぶん)で上品に英語を話す40代前半ほどの穏やかなフィジー人女性。

調整員ふくめ3人で20分ほどのミーティングを終えると、カウンターパート(現地の受入担当者)であるディレクターと2人きりで初回面談を行いました。

英語で仕事をした経験がない私は、ちゃんと会話が成立するのか、かなりドキドキ。

もちろん職場には日本人が1人もいない環境です。

 

そこで初めに受けた質問は

「あなたの哲学は何ですか」

というもの。

想定外の問いに「Let me see(ええと)…」などとしどろもどろになりながらも

とっさに「言行一致です」と答えました。

そしてナショナルトラストフィジーはカトリック非営利団体でありその仕事は「人々に仕える」ことなので、integrityが重要だと説明を受けました。

今振り返ると、私の返事は回答になっていなかったかもしれません。

 

その後、私の経歴およびボランティアの参加目的について話し合いました。

ディレクターより

「あなたの仕事は事前にこちらで用意していません。得意分野で組織に貢献してほしいんです」

と要望を受け、まずは配属先のことを知るために過去3年間の4半期レポートを調査することにしました。

 

インターンやボランティアではじめに資料を読み込むのって、ありがちですよね。

当たり前ですが、資料読み込みが散漫にならないようアウトプットを意識して時間を使うことが大事だと考えます。

私は学生時代にインドでインターンしていた経験から、活動初期は資料を用意して質問するとスムーズに進行しやすいことを学んでいたので、ディレクターへの打ち合わせ資料(パワーポイント)を用意しながら読み込みを行いました。

 

レポート調査は、業務遂行の上で認識しておくべき固有名詞組織体制について基礎知識を得ることができ、有意義でした。

フィジーはイギリス英語が元になっており、日本でアメリカ英語を勉強してきた私からすると、単語の使い方などが異なって違和感があります。

しかし、ある程度資料を読むうちにだんだん「こういうことかな」などと理解できてきます。

……いや、まだ理解まではいかないですね。

少なくとも「全然わからない。読みたくない」という状態からは脱せます。

 

青年海外協力隊と一口に言っても、配属後の業務はかなり大きな個人差があるので

これからの話は「フィジー」「観光」に興味がある方に参考にしていただければうれしいです。

 

それでは失礼します~